太陽光発電を導入する場合、デメリットも考えておいた方がいいでしょう。
太陽光発電のデメリットは、コストと悪天候ということがあげられると思います。
まず、コストですが、設置費用の元が取れるには、以前は20年から30年かかると言われていましたが、今では10年から15年で済むと言われています。
技術の革新と太陽光発電の普及の拡がりによってさらにコストダウンが進むものと考えられます。
悪天候については今の段階ではどうしようもありません。
太陽光が届かなければ発電できませんし、天候を変えるという技術が可能なのかどうか疑問ですから。
太陽電池の技術革新は今後ますます進んでいくでしょうが、気になる太陽電池を2つ取り上げてみます。
まずは、富士電機システムズの「フィルム型アモルファス太陽電池」です。
これは名前の通り、プラスチックフィルムがベース基板となっているので、軽くて曲げることもでき、設置場所を選ばず、屋根の補強などもしなくて済みます。
軽いので作業効率も上がり、工事費・運用コストの削減にも貢献します。
ただし、今の段階ではシリコン半導体太陽電池に比べると発電効率が低いようです。
次にカネカの「ハイブリッド太陽電池」があります。
これは、アモルファスシリコンと薄膜多結晶シリコンの2層構造に新規透明中間層を積層するというハイブリッド構造になっていて、変換効率12%を達成しました。
シリコン半導体太陽電池に比べて温度上昇によるロスが少なく、また透明中間層により、赤外から可視光領域(赤から紫)までの幅広い波長領域から光を取り込めるので変換効率を上げることができました。
ただし、同じ電力量を得るには広い設置面積が必要となるのが今後の課題となっています。
さらに未来の太陽光発電としては、地球外で太陽光を集めるという計画があります。
地球外に太陽光発電衛星を打ち上げ、大気圏外で太陽光を集め、それをレーザー光線で地球に送るという計画です。
これが完成すれば、先に書いた悪天候は関係がなくなります。
この開発プロジェクトには、ヨーロッパ、アメリカ、そして日本も参加しています。
これからの人類の未来をも担うような大きなプロジェクトです。